闇堕ちハーメル(局長×ハーメル)

注意書き⚠️
 ハーメルがブラックリングの底で精神汚染を受けていた世界線。ゾーヤの時みたいにハーメルと黒ハーメルが混ざってるけど、精神はハーメルさを結構残してるみたいな感じ。
 ハーメルの口調はハーメルと黒ハーメルが混在した不安定な精神、ということで敢えて不安定さを残しました。自分が気持ち悪かったら修正加えます。

⭐︎
 
 ブラックリングの湖の底で、局長は奥底から伸びる無数の触手に絡め取られ捕らわれた。触手は身体に巻きつき、幻想で作られた椅子に縛りつけられる。局長のMBCCの制服は引き千切られ、乳房や隠部を含め肌が完全に露わになっている。

 その前に現れた黒色のドレスを纏い、妖艶さを含んだハーメルは甘ったるい声色で誘惑する。

「ねーぇ、局長。ハーメルと……わたしと一緒に踊りましょう?」

 白い手で局長の顎を添え、自分の方へ向かせる。手の中にある儚い顔立ちの美人が眉間を皺を寄せ叫ぶ。

「やめろっ!!ハーメル……!!目を醒ませ!!これはあなたの意志ではない!!」
「何度も言っているでしょう?わたしは本物のハーメル。ハーメルが本当に求めていたのは、あなた。『一緒に地獄に堕ちて、孤独から解放してくれる人』……」
「違う!本物のハーメルはそんなこと考えない!」

 局長は目の前のコンビクトを頑なに否定し続けた。ハーメルはそんな彼女を愛しそうに頭を抱え、胸に埋めさせる。豊満な胸に窒息しそうになるが、堕ちたダンサーは気にせずに髪を撫でる。まるで駄々こねる子供をあやしているような態度だ。

「こんなに愛しているのに……あなたもわかってくれないのですね。ノーマンと同じ様に…あなたもわたしから去っていくのですか?」
「こんなの、愛っ、では、ないっ!!」

 そういう局長に悲しい表情でハーメルは返す。胸は痛むが、間違っていることは正さないといけない。

「いいえ、愛です。そうですね……わからないのなら、教えてわからせないと…いけないですよね?局長」
「……何をするつもりだ?……あっ」
「わたしから離れない様にします…ノーマンの様にならないように」

 身体を縛っていた触手が局長の前に現れる。それが口腔内に侵入し、甘ったるい液を無理やり流し込む。顔を振り切って抵抗しようとするが、ハーメルに両手で頬を包まれ逃れられない。鼻を優しく摘まれ、無理やり液を飲み込ませられる。窒息させられそうになり、局長は息を求めて噎せ喘ぐ。

「かはっ、げほっ…!!何をっ…?」
「カーニバルの死瞳の子供たちを見ましたか?とても楽しそうでしたでしょう?……幻覚を見るということは……脳の報酬系が活性化されているのです」

 脳の報酬系、つまり快感を得る神経系の活性化。つまり、麻薬と同様の効果を得ているのだ。ハーメルの能力の機序なのかもしれない。

「その液はわたしの能力を濃縮したもの……更に報酬系の活性化を強めることができ、快情動の感覚を含め知覚が過敏になります……応用すると、あなたをわたし依存にさせることができます」
「そんな、こと……出来る訳ないっ」
「わたしの幻覚の能力なら……できると思いませんか?ふふ、見てみたいですね……わたしを見るだけで濡れて求めて仕方ない姿も」
「や……あっ……」
「早いですね。もうお喋りも出来なくなりましたか?」
「やめ、ろ…」
「ごめんなさい……まだでしたね。そろそろこの子達にもご飯あげないとですし、始めますね……」

 待ちきれなかった様に無数の触手が飛び出し、動けない局長を襲い出す。その乳房を締め付け、先端で両方の乳首を弄くり回し、陰核を擦り上げ膣、アナル、耳と穴という穴に入り込んでいく。能力で感覚が敏感となった局長はその刺激の度に身体が跳ねる。
 ハーメルは椅子に座る局長の膝に向かい合って座り、その首に腕を巻き付け、唇を貪る様に口付ける。同時に触手は膣とアナルに交互に抜き差ししていく。じゅぶ、じゅぶ、と淫らな音が湖底の空間に響く。触手を咥えつつも穴から愛液が垂れ流れ、太腿を伝っていき椅子へと流れていく。

「んんっ…!!んっ…やっ…!」
「気待ち、良い……」

 初めは慣れない刺激も馴染んでいくと、甘い快感へと変換されて、吐息が熱を帯び甘くなっていく。

「あんっ…あっ……あんっ…」
「声が変わりましたね。気持ちいいですか、局長…」

 頭が感覚に痺れる中、恐ろしい程美しい女に微笑まれながら問われ、欲に流されそうになる。耐えるために唇を噛むと、「ダメですよ」と指を口の中に入れられそのまま舌を絡められる。身体中絡んである触手が蠢き、腰を椅子から浮かせて、尻を上げさせると更に快感に堕ちさせるために膣とアナルに濃縮液を注入し体内に染み込ませさせていく。もう唇を噛ませないように触手の動きも激しくなり、局長は口を開いて鳴くことしか出来ず、止まることのない刺激に足がガグガクと震える。

「近そうですね。この子達も局長が欲しくてたまらないみたいです……局長、耐えてくださいね」
「やだっ、やだっ……あっ!これ以上気持ちよくなるのやだ……お願いだ、ハーメルッ…!!」

 脂汗をかいて涎を垂らながら美しいカタルシスの慈悲を求めて縋るが、逆効果だった。寧ろその姿に加虐心がくすぐられ高揚し、激しくなる。
エナジードレイン。乳首、陰核、膣、アナルに入っている数本の触手にエナジーを吸い上げられる。

「あああああぁぁぁぁっ!!!」

 普段の性的絶頂の何十倍もの快楽。耐えられない程の感覚の波に局長は一気に上り詰められ、震えながらハーメルの肩に頭を押し付ける。それを受け入れられたと勘違いし、光悦した笑みでキスを続けながらハーメルは抱きしめてつぶやく。

「愛を教えるって、とても気持ち良いことなんですね」
「あっ……あ……あ……」
「大丈夫ですから。ブラックリングの中なら……時間は沢山、ありますから……」

 ブラックリングは現実と時空が歪んでおり、時間はほぼ無限だ。絶頂を終わった後も容赦なく、ブラックリングがある限り永久的に行為は続く。この快楽を与えるのは、自分だけなのだとゆっくりと確実に刷り込んでいく。抵抗が出来ない局長の運命は決まっていた。
 局長を快楽漬けにするため、何度も何度も絶頂を与え、黒のハーメルは彼女なりの愛を教えていく。彼女を求めることしか出来ない愛、逃れられない愛、幻覚と快楽に溺れた愛だ。自分こそが真の愛のコンビクトと主張しているようだった。

⭐︎
 

 どれぐらい時間が経過しただろう。外の世界の時間では数日、数ヶ月、最悪ブラックリングの中だ数年経過しているもしれない。
 ハーメルは湖の底に座り相変わらず何も纏っていない局長の膝に頭乗せて眠っていた。ゆっくり目を覚ますと、既に快楽と幻覚に堕ちた愛しい人が自分を求めて、一人で致していた。

「んっ…ふっ……あっ…ハーメル…ハーメル…欲しい…ハーメル」
「もうわたしが欲しいのですか?待ちきれなくて、一人でしてたなんて……起こして下さってもいいのに…健気で可愛いですね…」
「あっ……」

 ダンサーはその手を取り上げて、指に付いた液を舐め上げる。その姿に紅潮して虚な表情で見つめる局長。

「こっちを見て、ハーメル」
「見ていますよ」
「キスをして、ハーメル」
「ん、ちゅ…しましたよ」
「抱きしめて、ハーメル」
「わかりました。あなたの求めるものなら何でもします」
「嬉しい……嬉しい……」
「わたしの愛、伝わりましたか?」

 答えは言わなくてもわかる。虚な瞳、笑顔、美しいコンビクトを求める腕。それが全てを物語っていた。この空間が存在する限り、カーニバルは終わらない。


「一緒に堕ちて踊りましょう、局長」

BAD END.


(この後ゾーヤが来て(3Pして)救出される妄想しました)

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